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世界の中古カメラ市 タイアップ企画
かが屋 加賀翔さんが語る!中古カメラの魅力

お笑い芸人・プロカメラマン
加賀 翔さん

お笑いコンビ「かが屋」として活動する一方、芸人仲間のオフショットやポートレートを撮影するプロカメラマンとしても高い評価を得ている。ヴィンテージカメラから最新モデルまで造詣が深く、豊富な知識とセンスを生かした技術で、数多くの撮影を手がけている。

株式会社コシナ 営業・管理部 フォトマスターEX・総合
佐藤 和広さん(インタビュアー)

1996年に㈱コシナへ入社。20年以上にわたりレンジファインダー用交換レンズなどの機構設計に従事する。現在は、営業開発本部に所属し、宣伝広報や製品企画、マーケティングを担当。公私ともに無類のカメラ好きとして、深い知識とこだわりを仕事に活かしている。

レンズを​変えれば​描写が​変わる。

メーカーを​変えれば​世界が​変わる。

カメラは、​自分の​好きな​ものを​探し続ける​旅なのかも。

第55回「世界の中古カメラ市」開催にあたり、お笑い芸人でプロカメラマンの加賀さんをお招きし、カメラ談義を繰り広げました。聞き手は、カメラレンズの設計にも携わり、ご自身もカメラ愛好家である佐藤さん。時代を超えて愛される数々のカメラを前に、その魅力や撮影への想いなど、話題に尽きることなく語り合いました。

1.【カメラとの​出会い​】

カメラを​始める​きっかけと​なったのは、​バイト先の​店長

佐藤さん 加賀さんは、お笑い芸人でありながらカメラマンとしても活躍されていますが、どんなきっかけでカメラを始めたのですか。

加賀さん 親もカメラに興味がなく、カメラ文化に触れずに育ちました。上京後、バイト先の店長が競馬好きで、その魅力を伝えようといろいろプレゼンしてくれるなか、「写真を撮ると楽しいぞ」という一言に惹かれたんです。店長がカメラを貸してくれて、一緒に競馬場で写真を撮ったら、すっかりカメラにのめり込んでしまい、毎週競馬場に通うようになっていました。そのうち自分のカメラが欲しくなり、予算10万円でカメラ量販店に行ったところ、店員さんに熱心に勧められ、気づいたらカメラ一式50万円、2年ローンで買っていました(笑)。

佐藤さん アハハッ!買ったのは、どんな機種でしたか。

加賀さん フルサイズのカメラが欲しくてNikon D700を買いに行ったのですが、実際に買ったのはさらに上位機種のD800。50mmと85mmの単焦レンズを買って、望遠の撮影はできないので、目の前で周回するパドックの馬ばかり撮っていましたね。それからカメラを独学で勉強。ローンの元を取るためにも「何かに生かさなきゃ」と必死でした。



2.【カメラの​魅力】

ファインダーを​覗いて​撮る​楽しさは、​カメラだけの​もの

佐藤さん スマホで撮る人が多い今、カメラで撮ることについて、どう感じていますか。

加賀さん カメラのファインダーを覗いて撮る楽しさは、カメラだけのものです。これが、遊びとして面白すぎる! D800を7年使った後、ミラーレスも検討したのですが、電子ファインダー(※1)にはなじめませんでした。光学ファインダー(※2)を覗く体験が好きだからでしょうね。

※1 電子ファインダーは、カメラがとらえた映像を小型モニターに映し出したものを、ファインダーの光学系を通して覗く仕組み。
※2 光学ファインダーは、レンズを通過した光をミラーやプリズムで反射させたものを、ファインダー光学系を通して覗く仕組み。

佐藤さん 光学ファインダーで覗く楽しさとは?

加賀さん 例えば、街の中にいて光学ファインダーを覗いているんだけど、別の世界からその街を覗いている感覚があるんです。なんかこう、作品を撮るっていう気合いが入るというか。人の視点とは違う、もうひとつの視点を得られるという感覚は、他には代えがたいものがあり、素直に感動します。

佐藤さん スマホだけの人にこそ、覗いてほしい新たな世界ですね。



3.【カメラの​手ざわり】

この​軽さに​込められた、​持ち歩いて​ほしいと​いう​気持ち

佐藤さん 愛用されているカメラについて教えてください。

加賀さん 基本的に、一度手にしたカメラは持ち続けるのが信条です。現在持っているのは、デジタルカメラはNikon Zシリーズ、Nikon COOLPIX、フィルムカメラは、Nikon FM2、Nikon F5、Nikon F100、Makina。デジタルもフィルムも、ほぼニコンです。

佐藤さん 私もニコンが好きで、人生で最初に買ったフィルムカメラがNikon F90Xです。

加賀さん (手にとりながら)かわいいな。デザインが素晴らしい!グリップのフィット感もいいですね。僕も、1台目のカメラがフィルムだったら、どうなったんだろうと思いますね。最初のカメラって、愛着が湧きますね。

佐藤さん その後、デジカメで最初に買ったのは、こちらのニコンが初期に作ったデジカメNikon COOLPIX 800です。

加賀さん この見た目でこの軽さってすごい!この軽さには、ユーザーに“持ち歩いてもらいたい”というニコンの強い意思を感じますね。

佐藤さん 単三電池4本なのも、バッテリーのない地域でも使えるようにという配慮だと聞きました。ちなみに、Nikon1シリーズに取り付けているこちらのレンズ (Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 VM)のL39マウントは、私が機構設計したものになります。

加賀さん えっー!!このレンズのお父さんですか!ビジュアルも、すごくカッコいい!



4.【仕事道具と​しての​カメラ】

マニュアルフォーカスは、​賢すぎないのが​いい

佐藤さん 加賀さんは、テレビや舞台で芸人のお仲間を撮影されることが多いと聞きました。どんな撮影スタイルで臨まれていますか。

加賀さん 今や、すべてマニュアルフォーカス(※3)で撮っています。オートフォーカス(※4)と違い、賢すぎないのがいいんですよね。メーカーによって得手不得手があり、ピンが前後するなど、絶妙な塩梅で、実際に見えている視界との差が生まれたりするのもいいんです。お笑い芸人さんの「ここが面白いですよ」って正面から言わずに、他をくっきりさせることで表情を面白く見せ、笑いどころを作るみたいな。マニュアルならではの、お笑いっぽい感じが好きなんです。

※3 マニュアルフォーカスとは、「手動」でレンズのピントを合わせる機能。自らがピントを合わせることで撮影者の意図した撮影表現が可能となる。
※4 オートフォーカスとは、「自動」でカメラやレンズがピントを合わせる機能。ピント合わせのわずらわしさがなく、動きのあるものなどの撮影に適している。

佐藤さん マニュアルだと、自分で撮っている感覚がすごく強く感じられますよね。

加賀さん そうなんです。マニュアルは自分でコントロールできるので、何で暗くなったのか、何がダメだったのか、すごく勉強になります。

佐藤さん メーカーの個性って、シャッター音にも大きく出ますよね。

加賀さん そうそう!ライカのシャッター音はとても静かなので、劇場の脇からでも撮影できるのですが、ニコンのシャッター音は大きいので注意が必要。ただ、ポートレート撮影では、シャッター音が大きいとリズムが作りやすいんですよね。



5.【フィルムカメラへの​憧れ】

フィルムは、​現像する​ことで​プロの​力が​入る

佐藤さん フィルムカメラは、どんな風に使っているんですか。

加賀さん デジタルカメラもいいのですが、フィルムカメラの方が面白いというか、憧れを感じます。自分の技量では出せないものを、現像屋さんやフィルムの力を借りて、レベルアップしてくれる感じ。たとえ下手でも、プロの力が加わるところがフィルムの魅力なんだと思います。

佐藤さん なるほど。フィルム独特の風合いというのがありますね。

加賀さん 1本(36枚)のフィルムを現像するって、不便さゆえの面白さがあり、毎回ワクワクします。デジタルで何百枚も撮って調整するのとは違い、1枚1枚緊張感を持って集中して撮る。ときには全部失敗したりもします(笑)。初めてフィルムで撮ったとき、「わー知ってる、この風合い、美しい!」と感動したので、最近はカメラ好きの人の誕生日にはフィルムをプレゼントして、この感覚をみんなに広げようとしています。




6.【世界の​中古カメラ市へ​】

はじめの​一台、​探していた​希少モデルが​一堂に

佐藤さん 改めて中古カメラは、お好きですか?

加賀さん すごく好きです! Nikon FM2、Nikon F5、Nikon F100などの中古カメラを持っていて、お笑いライブの空き時間には中古カメラを扱っている量販店に行きます。ただ地元の中古カメラ専門店さんだと、ちょっと敷居が高いと感じることもあるんです。今回のような百貨店で開催される中古カメラ市なら、気軽に立ち寄れ、国内外の中古カメラをまとめて見ることができますね。

佐藤さん カメラ初心者の方々も多く訪れる催事ですので、アドバイスをお願いします。

加賀さん せっかくの機会なので、カメラを持つのは恥ずかしいとか思わず、始めてほしいです。僕のファンの方々も、カメラを始めて一眼レフで撮ってくださることが増えました。僕がカメラについて熱量をもって話していたら、ファンや仕事の方々もカメラに興味をもってくれる、そんな素敵な循環が生まれる。そのちょっとした橋渡しになれればと思っています。

佐藤さん 素晴らしい!カメラ愛好者の方々にも、ぜひメッセージを。

加賀さん 最近とても便利だと感じるのが、最新機種に古いレンズを付けるという組み合わせです。EVF(電子ファインダー)なら、オールドレンズでも写りやレンズの捉えた映像をリアルタイムで確認しながら撮影できます。最新機種のカメラは持っているけれど、もっと違うものを撮りたいとき、カメラ市にオールドレンズだけ買いに来るのもおすすめです。レンズが変われば描写も変わり、フィルムが変われば味わいも変わり、カメラメーカーが変われば世界が変わります。カメラって、自分の好きなものを探し続ける旅なのかもしれません。誰でもカメラを続けていると納得いかないときがくるもの。そこで諦めず、それは自分が成長しているからだと、その過程ごとぜひ楽しんでください。

第55回 世界の中古カメラ市
9月4日(金) ― 9日(水)  ※終了しました
(最終日午後5時閉場)
8階イベントスクエア
詳しくはこちら

\インタビューの後に、さらに嬉しいお知らせ!/

「世界の中古カメラ市」会場内で楽しめる、ファン必見の特別企画展が同時開催!

加賀さんの写真展示に加え、今回の「世界の中古カメラ市」の会場内では、カメラファンからお笑いファンまで誰もがワクワクできるスペシャルな展覧会が目白押しです。ご来場の際はぜひ併せてお楽しみください!

◆ 企画展1:<かが屋展>

加賀さんと相方の賀屋さん、そして一番身近な存在であるマネージャーによる、カメラを通したユーモア溢れる特別企画です。

① 加賀vs賀屋vsマネージャー 写真対決展

加賀さん、賀屋さん、そしてマネージャーが撮影した渾身の作品による写真対決企画展。
それぞれの視点で切り取られた写真を通して、3人の個性や感性の違いをお楽しみいただけます。新たに撮影された作品はもちろん、貴重なアーカイブ作品も展示予定。
会場では「誰の作品が一番良かったか」を来場者投票で決定します。ぜひあなたの一票を投じてください。

※展示作品はその場で購入可能なほか、本展限定の受注作品も特別にご用意しております。

② 旅の空気感をそのままに「かが屋スナップ展」

SBSテレビ(静岡放送)で2026年5月に放送され話題を呼んだ、全4回の街ブラバラエティ番組がリアルな写真展になって登場!
カメラが得意な加賀さんだけでなく、相方の賀屋さんもカメラを手に取り、静岡の街をぶらりと歩きながらお互いを撮り合った温かい記録です。
オンエアでは見られなかった未公開カットも本展示で初公開!
さらに、二人が撮影した貴重な写真データを使用したオリジナルグッズも会場限定で販売いたします。

◆ 企画展2:<フォクトレンダー展 VOL.6>

(株)コシナのレンズブランド「フォクトレンダー」のレンズで撮影された作品を集めたメーカー公式の写真展です。
プロ・アマチュアを問わず全国の愛用者から寄せられた作品が一堂に会し、それぞれの視点や表現を楽しむことができます。
フォクトレンダーレンズならではの描写と、撮影者ごとの個性が織りなす作品の数々をぜひご覧ください。