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森さんちに、​おじゃましました​ “北欧” 経由、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアvol.27

はじめまして。​北欧の​旅や​暮らしの​情報を​発信している​森百合子と​申します。​北欧の​国々を​旅するようになって​15年ほどが​経ち、​わが​家には​布や​食器など​北欧モノが​増え、​旅先では​部屋づくりや​暮らしに​役立つヒントにも​たくさん​出会いました。​これから​月に​1回ほどの​ペースで、​わが​家で​取り入れている​北欧経由の​暮らしの​アイデアを​ご紹介していきたいと​思います。​どうぞよろしく​お願い​いたします。

ちょうど​いいを​探す

スウェーデン語に​「Lagom​(ラーゴム)」と​いう​言葉が​あります。​直訳すると​「ちょうど​いい」​「ほど​ほど」と​いった​意味で、​スウェーデンの​人たちは​この​言葉を​よく​使います。​たとえば​食事の​量が​ちょうどいい​場合でも、​天気が​ほど​よく​穏やかな​時も、​そして​インテリアに​ついても。​ 多すぎず、​少な​すぎない。​ベストチョイスと​いう​よりは、​ほど​ほどな​感じ。​ちょうど​いいと​いえば​前向きに​聞こえますし、​ほど​ほどと​いうと、​なんとなく​後ろ​向きな​印象も​あります。​スウェーデン人の​国民性を​表していると​いわれる​この​言葉の​曖昧さが​面白い​な​あと​気に​なって​調べていく​うちに、​こんな​本も​見つけました。

ラーゴムに​関する本は​日本語でも​出ているのですが、​スウェーデンの​ジャーナリストが​書いた​この本は​とくに​面白く、​「ラーゴムに​通じる​世界の​言葉」と​いう​章では​日本語の​「choudo ii」が​紹介されていました!

ラーゴムとは​果たして​快適な​意味での​「ちょうど​いい」なのか、​それとも​多くを​望んではいけない​自制的な​意味なのか?​……​この本に​よると​答えは、​両方。

思えば​住まいと​向き合う​時に、​ラーゴムの​感​覚って​大事です。​家の​なかを​見回してみると、​家具でも​生活道具でも​すべてが​「最高」と​いう​ことは​ないですよね。​機能や​使いやすさ、​サイズなど​いろいろ​制約の​ある​なかで、​ほど​ほどが​選べれば​いい​ものって​たくさん​あります。​もちろんベストな​ものが​見つかれば​何よりですが、​「この​くらいで、​ちょうど​いい」ぐらいの​感覚で​選んで、​それが​部屋に​フィットしている​ことって​よく​あります。

ストイックに​ベストな​ものだけを​求め続けるのではなく、​自分に​とっての​ちょうど​いいを​見つける。​この​バランス感覚が​住まい​づくりに​とっても​必要な​感覚ではないかなと​思うのです。​ラーゴムの​感覚が​あるから、​スウェーデンの​人は​インテリア上手なのかしら、と。

一方で、​例えば​ポスターの​飾っている​位置が​もう​ちょっと​高い​方が​いいかなとか、​ここの​照明の​明るさを​もう​少し​調整してみようとか、​ちょっと​した​気に​なる​ことを​「ラーゴム」に​できると、​部屋が​居心地よくなっていきます。​朝食の​皿には​この​くらいの​大きさが​ちょうど​いいし、​この​花瓶には​この​くらいの​花が​ちょうど​いいとか。​ちょうど​いいが​見つかると、​部屋づくりは​楽しくなります。​大事なのは​「ちょうど​いい」を​決めるのが​自分だと​いう​こと。​ほど​ほどで​いい​部分と、​ちょうど​いいを​見つけたい​気持ちと。​自分に​とっての​ラーゴムを​知るのが、​心地良い​暮らしの​秘訣なのかもしれません。

わが​家の​猫ホタテは​「ちょっと​それ、​あなたには​狭すぎるのでは……?」と​思われる​箱に​ぎゅうぎゅうで​寝ていたり、​「えっそんな​ところで」と​思う​場所で​よく​くつろいで​いるのですが、​それが​彼の​ラーゴムのようです。

「ちょうど​いい」を​見つける​ために、​まずは​体が​ほっと​する​ケアは​いかがですか?

7階発酵カフェ

広島県に​本社を​構える​<万田発酵〉>の​コンセプトショップ兼カフェ。​ 53種類以上の​植物性原材料を​3年3カ月以上​発酵・​熟成した​植物発酵食品​「万田酵素」を​使った​メニューを、​豊富に​ご用意しています。

7階漢方​みず堂

「話す​ことから​はじめる​漢方」を​コンセプトに、​お客様の​お悩みに​じっくりと​向き合いながら、​お一人​おひとりに​合わせた​健康への​ご提案を​します。

バックナンバー

森さんが​教えてくださった、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアは​他にも​たくさん!

vol.25​「冬の​おもてなしの​コツ」

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vol.24​「繰り返しの​法則」

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vol.23​「部屋を​心地よく​する​理由」

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vol.22​「休みの​あとの、​やる​気スイッチ」

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vol.21​「理想の​夏を​過ごしたい」

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森 百合子 mori yuriko


北欧5ヶ国で​取材を​重ね、​旅や​暮らし、​デザインの​情報を​中心に​発信。​著書に​『3日で​まわる​北欧』​(トゥーヴァージンズ)、​『北欧​おみや​げ手帖』​(主婦の​友社)、​『いろはに​北欧 わたしに​“ちょうど​いい”旅の​作り方』​(ダイヤモンド・ビッグ社)​ほか。​執筆活動に​加えて、​NHK Eテレ『趣味どきっ!』、​NHK 総合『世界は​ほしい​モノに​あふれてる』など​メディア出演や​講演を​通じて​北欧の​魅力を​伝えている。