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森さんちに、​おじゃましました​ “北欧” 経由、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアvol.3

はじめまして。​北欧の​旅や​暮らしの​情報を​発信している​森百合子と​申します。​北欧の​国々を​旅するようになって​15年ほどが​経ち、​わが​家には​布や​食器など​北欧モノが​増え、​旅先では​部屋づくりや​暮らしに​役立つヒントにも​たくさん​出会いました。​これから​月に​1回ほどの​ペースで、​わが​家で​取り入れている​北欧経由の​暮らしの​アイデアを​ご紹介していきたいと​思います。​どうぞよろしく​お願い​いたします。

壁を​飾る​アイデア

2021年が​始まりましたね。​新しい​年の​始まりに、​ぜひお伝えしたいと​思っていた​テーマが​「壁を​どう​飾るか?」です。​北欧の​インテリアと​いうと​家具や​照明、​テキスタイルや​食器などが​よく​取りあげられますが、​実際に​北欧の​家を​訪れて​気づいたのは​壁に​絵を​飾る​習慣が​根付いていると​いう​こと。

絵を​飾る​なんて​ちょっと​ハードルが​高い​気が​しますが、​蚤の​市やリサイクルショップでも​絵画を​売っていて、​学生くらいの​若い​人が​買っている​姿も​見かけます。​友人の​家を​改めて​見ても​壁に​何かしら​飾っていて、​リビングや​ダイニングは​もちろんの​こと、​キッチンに​絵を​飾っている​友人も​いました。​壁を​飾る​ことは、​どうやら​北欧の​部屋づくりでは​かかせないようなのです。​

そして​北欧を​歩いて​思ったのは、​立派な​絵画や​アート作品でなくても、​壁を​飾る​アイデアは​たくさん​あると​いう​こと。​わが​家では、​絵よりも​ポスターを​飾る​ことが​多いです。​プリントポスターなら​価格も​手頃ですし、​サイズを​合わせてきちんと​額装すると​パリッと​見えます。​玄関に​飾っているのは、​コペンハーゲンの​昔の​観光ポスターで、​これは​母が​若い頃に​デンマークを​旅して​買った​もの。​結婚​当時、​家具は​ほとんどない​状態で​新生活を​始めましたが、​母から​譲り受けた​この​ポスターを​壁に​かけたら​ちょっと​いい​部屋に​なった​気が​して​嬉しかった​ことを​覚えています。​

これは​古い​絵本の​1ページを​額装した​もの。​エルサ・ベスコフと​いう​スウェーデンを​代表する​絵本作家の、​猫が​登場する​物語から。​日本の​書店で​出会った​アイデアですが、​好きな​絵本を​いつも​目にする​場所に​飾るって、​とても​いいですよね。

北欧の​家では​壁に​絵皿や布を​飾っているのも​よく​見かけます。​飾りたくなるような​お皿や​布が​多いのですよね!​ わが​家でも​ビンテージの​絵皿や​銅製の​お菓子の​型を​並べて​飾っているのですが、​カウンター上の​細長い​スペースを​見て​「ここなら​飾りやすそう」と​思いつきました。​大きな​壁だと、​どこから​飾って​いいか​迷ってしまいがち。​最初は​小さな​スペースや​部屋の​コーナーなどから​飾ってみると​いいかもしれません。​

布を​飾る​アイデアで、​手軽で​面白い​なと​思ったのが​細い棒で​挟んで​飾る​方法。​ビンテージの​布は​この​状態で​売っている​ことも​あり、​よく​よく​見ると​接着剤で​留めているだけの​ことも。​棒の​部分に​紐や​金具を​付けてあるので​壁に​かけやすくて​便利なのです。​手軽な​もので​壁を​飾って​暮らしを​楽しもうと​いう​アイデアが、​いいですよね。​こうして​見ると​掛け軸みたいです。​

北欧らしい​壁飾りと​いえば、​トレイを​壁に​かけておく​ための​"トレイハンガー​(または​トレイホルダー)​"と​呼ばれる​ユニークな​アイテム。​しまい​どころに​困る​大きな​トレイを​見せつつ収納する​賢い​アイデアで、​もともとは​1960年代頃に​流行していた物ですが、​レトロな​インテリア好きの​間では​今も​人気が​あります。​細めの​幅の​布を​2本、​輪っかに​なるように​して​作って​あり、​仕組みは​簡単なので​お気に​入りの​布で​手作りしてみても​いいですよね。

最後に​壁を​飾る​時の​コツです。​それは、​いく​つかまとめて​飾る​こと。​以前​見た​スウェーデンの​映画で​女の​子が​家の​外壁に​いくつも​巣箱を​くっつけて​「どんな​ものでも​まとめて​飾ると​可愛く​見えるの」と​名セリフを​残していました。​ひとつ​ひとつの​巣箱は​素朴な​物でしたが​壁に​まとまって​打ち付けられている​様子は​アート作品のようで​「これで​いいんだな​あ」と​思えたのですよね。

松屋銀座の、​壁に​飾る​“こんな​アイデア”

暖簾を​壁に​飾る。

銀座線から​松屋銀座に​繋がる​地下道の​リニューアル時に、​皆様に​楽しんで​もらえる​空間と​して、​8枚に​連なる​ポスターギャラリーを​作りました。​普段は​紙に​出力した​ポスターを​貼りだしますが、​2021年の​お正月は、​藍染の​暖簾を​そのままに​ポスターと​して​飾りました。

バックナンバー

森さんが​教えてくださった、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアは​他にも​たくさん!

vol.2​「部屋の​心地よさを、​灯りから​考える」

詳しくは​こちら

vol.1​「暮らしに​色を​取り入れる」

詳しくは​こちら

森 百合子 mori yuriko


北欧5ヶ国で​取材を​重ね、​旅や​暮らし、​デザインの​情報を​中心に​発信。​著書に​『3日で​まわる​北欧』​(トゥーヴァージンズ)、​『北欧​おみや​げ手帖』​(主婦の​友社)、​『いろはに​北欧 わたしに​“ちょうど​いい”旅の​作り方』​(ダイヤモンド・ビッグ社)​ほか。​執筆活動に​加えて、​NHK Eテレ『趣味どきっ!』、​NHK 総合『世界は​ほしい​モノに​あふれてる』など​メディア出演や​講演を​通じて​北欧の​魅力を​伝えている。