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ファッションライターLulu.の​「美しいは​嬉しい」​vol.7

ファッションって​知的好奇心を​満たし喜びを​もたらしてくれるんです。​内面の​いちばん外側が​ファッション。
(本記事で​ご紹介する​アイテムは、​松屋で​お取り​扱いの​ない​ものも​あります。​)

2024/09/03

美しい​靴 ② /​「マノロ ブラニク​(Manolo Blahnik)」​ 松屋銀座店

こんにちは。​
私が​思う​「美しい​靴」と​して、​今回は​「マノロ ブラニク​(Manolo Blahnik)​ 」を​ピックアップします。

マノロ ブラニクが​日本初の​ショップインショップを​松屋銀座店2階に​オープンしたのは​2016年8月。​「日本の​匠」を​テーマに​した​内装デザインは、​ニック・レイススミス・アーキテクチャー&デザインが​担当しました。

藍染を​思わせる​ネイビーの​壁紙、​組み木を​イメージした​ディスプレイは​メープル材を​使用しています。

日本の​紅葉に​着想を​得たと​いう​黄色や​樺色の​ソファが​暖かみを​与え、

シャープな​鏡面が​全体を​引き締めています。

私の​思う​「美しい​靴」とは、足を​入れた​時の​シルエットが​綺麗で​履き心地が​良く、​そして​服を​邪魔せず​履ける靴。その​すべてを​カバーするのが​マノロ ブラニクの​靴。

今回ピックアップするのは​「メイセール​(Maysale)」。​ブランドを​代表する​静謐な靴です。

メイセールは​1991年、​米国の​TV アニメ " The Simpsons" ​(邦題 ​「ザ・シンプソンズ」)の​キャラクターの​ひとり Marge Simpson の​ために​デザインされ、​同年アイザック・ミズラヒ​(Issac Mizrahi)の​コレクションに​おいて、​実際の​シューズが​お披露目となった靴。

それは​ミュールから​始まり、

パンプスや

スリングバック、

ブーツなどに​派生進化しています。

「ピルグリム風の​スクエアバックルと​キトゥンヒールの​ミュールを​つくって​欲しい」と​いう​依頼から​生まれた​メイセール。

キトゥンヒールとは、​kitten​(=子猫)​+heelの​造語で、​内側に​カーブを​描く​3~5cmヒールの​こと。​私は​この​歩きやすく​優美な​キトゥンヒールが​大好きで、​つい​求めてしまいます。

足​入れした​時に​すっと​伸びる​美しい​シルエットを​もたらしてくれる​メイセールは、​シンプルで​上質な​靴と​いう​形容が​しっくりきます。

スペイン カナリア諸島で​チェコスロバキア人の​父と​スペイン人の​母の​間に​生まれた​マノロ・ブラニク。​世の​中の​喧騒から​切り離された​自然豊かな島で、​チョコレートボンボンの​銀紙で​トカゲの​靴を​作って​遊んでいたと​いう​少年​時代を​過ごした​マノロ・ブラニク。

2017年12月23日​公開の​映画『The Boy Who Made Shoes for Lizards​(邦題:マノロ ブラニク〜トカゲに​靴を​作った​少年)』の​試写会を​思い出した。

ジュネーヴ大学で​法律を​専攻するも​「 boring​(退屈)」だと​感じ、​芸術と​言語を​学び渡仏。​その​後​NYで、​当時米VOGUE編集長だった​ダイアナ・ヴリーランドと​出会い、​靴デザイナーに​専念するよう​勧められます。​ シューズデザイナー​「マノロ・ブラニク」​誕生の​瞬間です。

マノロの​描く​精巧な​ドローイングから​生み出される​靴たち。

母親譲りの​マノ​ロ感性に​よって​生み出された、​優美で​洗練された​デザインは​高い​評価を​得、​トップメゾンの​シューズデザイナーを​務めます。​また​映画​「マリー・アントワネット」の​シューズデザインも​担当し、​23足の​靴を​デザインしました。

自然を​愛し理解する​マノロが​生み出す靴は​生き物 (creature)。

マノロの​靴を​履く​度に​感じるのが​この​不思議な​感覚。​自分の​足の​延長のような​…​靴が​ぴょんぴょんと​嬉しく​跳ねているような​…​何か​生き物感を​感じるんですよね。

メイセールも​他の​ラインと​同様、​シーズン毎に​カーフに​ナッパなど、​登場する​素材が​変化します。​今秋に​登場するのが​ベルベット!​メイセールの​ベルベットは​日本での​展開が​初めて。​これは​美しい。

キトゥンヒールの​ブーツって​とても​優雅だと​思う。

私が​この​秋、​手に​入れたいのが、​ブラウンカーフクロコ型押し。

クロコの​型押しカーフに、​バックルの​縁取りと​ライニングが​スエードの​一足。​全身​茶色で​闊歩したい。

靴だけ履く​人は​いない、​必ず服を​着て靴。​だから​「服を​邪魔しない​靴」が​マノロの​信条。
これを​貫いている​ブランドの​存在は​貴重。​ブランドを​主張する​靴を​履く​時は、​着る​服と​付ける​アクセサリーが​自ずと​決まってしまうから。

「良い​デザインは、​それを​声高に​叫ぶ必要は​ない」ーマノロ・ブラニク

そのルックスと​同じくらい​履き心地が​良い​マノロ ブラニクの​靴を​松屋銀座店で​体感してみて​下さい。

マノロ ブラニク 松屋銀座店
松屋銀座2階
TEL:03​(6263)​0853 <直通>

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Lulu.


2010年~2021まで​11年間、​VOGUE JAPAN で​ブログを​執筆。​馬と​博物学的世界、​ムー的世界を​愛し、​不思議を​視たい!と​旅に​出て、​「好き」と​「感動」を​掻き集める。​高校時代に​障害飛越にの​めり込み、​今は​たまーに​外乗を​楽しむ50代。​現在は​noteで​発信。