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ファッションライターLulu.の​「美しいは​嬉しい」​vol.3

ファッションって​知的好奇心を​満たし喜びを​もたらしてくれるんです。​内面の​いちばん外側が​ファッション。
(本記事で​ご紹介する​アイテムは、​松屋で​お取り​扱いの​ない​ものも​あります。​)

2024/05/07

初夏の​香り① / ​「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」​松屋銀座店

こんにちは。
今回から​2回に​渡って​「初夏の​香り」を​綴ります。​まずは、「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」​松屋銀座店。

松屋銀座1階の​奥に​ある​ビュリー。​際立った​ムードを​湛えた​空間に​惹きつけられた​方も​多いと​思います。

パリの​総合美容専門店、​「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」が​日本に​上陸したのは​2017年4月。

1803年、​調香師ジャン・ヴァンサン・ビュリーが​パリで​創業した​香水ブランド​「ビュリー」。​時代の​情勢に​より​休止していた​ビュリーを​現代に​蘇らせたのが、​ビューティ誌『CORPUS』の​発行人ヴィクトワール・ドゥ・タイヤックと​アーティスティックディレクターの​ラムダン・トゥアミ。

ヴィクトワール・ドゥ・タイヤックと​ラムダン・トゥアミ。​2017年の​代官山店オープン、​プレス内覧会にて。

パラベンや​フェノキシエタノール、​シリコンを​含まない​伝統的製法を​再現しつつ、​現代の​画期的な​製造技術も​導入した​プロダクトを​展開する​ビュリー。

代表的な​プロダクトである​水性香​水〈オー・トリプル〉は、​アルコールや​エタノールを​一切​使用していません。
自然本来の​香りを​閉じ込め、​肌を​汚さない、​乾燥させない、​水分と​オイル分の​バランスを​損なわせない、と​いう​独自の​水溶液を​配合する​ことで​香りを​深く​豊かに​表現しています。

私が​初夏の​香りと​して​選んだのが〈オー・トリプル〉コンコンブル・ダンド・エ・マント・ドゥ・シリィ。きゅうり、​ミントの​香りです。

朝の​爽やかな​菜園、​きゅうりを​パキンと​割った​時のような​みず​みずしい​香り。​仄かな​ムスクが​柔らかく​緑を​包み込み、​野生的で​優しい。

そして、〈アラバストル〉パテル・マテオス。
熱も​蒸気も​使わずに​香りを​蒸発させる〈アラバストル〉は、​香りの​エッセンスを​堆積岩に​数滴落と​して​使用する​ルームフレグランス。

パテル・マテオスは、​ほとばしる​岩に​吹きつける​海風や​山の​頂で​過ごす涼やかな​夏の​午後を​イメージした​香り。
ローズウッドと​ムスク、​明るいシトラスに​力強い​生命力を​感じます。​私に​とって​この​香りは、​ゴツゴツとした​岩肌を​愛でながら​歩く​初夏の​トレイルの​イメージ。

〈アラバストル〉の​陶器は​19世紀の​銅版画から​インスパイアされた​マドモワゼルから​選べます。

1940〜50年代の​グリーンハウス​(温室)を​イメージして​つくられた​松屋銀座店。​店内を​照らすのは、​できるだけ​自然光に​近い色に​こだわった​電球。

ビュリーは​各店舗それぞれ内装が​違います。​その​土地その​場所から​得た​インスピレーションが​店内を​貫きます。

松屋銀座の​8階には​「MGテラス」と​いう​空と​芝生に​出会える​空間が​あり、​ラムダンは​都会の​中に​ある​この​小さな​テラスを​気に入って​1階の​店舗でも​「光を​感じられるように​したい」と​デザインしたそうです。

イスも​用意されているので、​私も​窓の​ない​ビル内で​疲れたら​空を​見に​いく​場所なんです。

「スミ・ヒノキの​香りが​好きなのよね。」と​いう​会話から​スタッフの​方が​私に​薦めて​下さったのが〈オー・トリプル〉フォレ・ドゥ・コミ。森と​苔の​香り。​セージに​バジル、​カルダモンに​ラベンダーと​スミレが​ほんのりと​隠れています。
ウラル山脈の​果てに​位置する​極北の​コミの​森!​ロシアの​大地に​惹かれる​私に​とって​ブワッと​世界が​広がる​香り。

ブランド独自の​世界観の​中で​ゆったりと​商品を​選ぶ。​そして​商品知識豊かな​スタッフとの​会話に​よって​新しい​世界が​広がっていく。​この​ふたつは​私が​大切に​している​「買い物の​しかた」。

対応してくださった方の​言葉が​印象的でした。
「その方に​あう​プロダクトを一緒に​探していきたいんです。」
来店された​方は​スタッフと​色々と​話を​していく​うちに、​お目当てだった​ものと​違う​ものを​選んで​帰られる​ことが​多いのだそう。​自分の​新たな​面を​引き出して​もらう​感じね。

今​私が​楽しみに​しているのが​全1​0話からなる​「ビューティシークレットの​遺産」。
それぞれの​物語の​主人公が​迎える​人生の​重大な​局面に​おいて、​入浴や​スキンケア、​ヘアケア、​あるいは​香りが​重要な​ファクターと​なる​10の​歴史物語。
ああ、​そうやって​人は​輝いていくのね。

初夏の​香りを​探しに​ぜひ。

OFFICINE UNIVERSELLE BULY 松屋銀座店
松屋銀座 1階
03​(6263)​2566

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Lulu.


2010年~2021まで​11年間、​VOGUE JAPAN で​ブログを​執筆。​馬と​博物学的世界、​ムー的世界を​愛し、​不思議を​視たい!と​旅に​出て、​「好き」と​「感動」を​掻き集める。​高校時代に​障害飛越にの​めり込み、​今は​たまーに​外乗を​楽しむ50代。​現在は​noteで​発信。

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