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行ってきたレポート vol.9 「第7回 銀座・暮らしの商店街」(中編)
こんにちは。
今回は「第7回 銀座・暮らしの商店街」(2026年4月15日-20日)レポートの中編です。
暮らしのなかで使われてきた道具を集めた商店街が、今年も銀座の街にやってきました。
光を編み込んだような耐熱ガラスのジュエリー
〈YOKO YANO〉
透明感ある輝きに足をとめた、矢野容子さんの耐熱ガラスのジュエリー。
試験管などに用いられる耐熱ガラスを、バーナーでひとつひとつ溶かしながら成形しているそうです。手作業ならではの個体差が素敵でした。
光を編みこんだような美しい透明感があり、雨上がりの蜘蛛の巣を連想しました。
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手に取ると、付けていることを忘れるほどの軽さ。
耐熱ガラスは、一般的なガラスよりも軽く、比較的丈夫で透明度が高いことが特徴。とはいえガラスですので、強い衝撃や長期の使用による細かい傷が原因で割れる場合があります。つける時には、金属のジュエリーは外してお楽しみください、とのことでした。
質感の違うブレスレットを、両手首に一本ずつ付けて歩きたい。
耳と首と手。この3カ所を同じ素材、同じブランドで揃えると統一感がでて美しくまとまります。このストレスフリーな軽さはそれを叶えてくれます。
緑がたっぷりある窓辺が似合いそう。泡のようなランプも素敵でした。
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しっとりと優しい手ぬぐい
〈あひろ屋〉
日本の伝統的生活用品である手ぬぐいや和小物を販売しているあひろ屋さん。伝統柄に学んだものや、そのときどきに心惹かれたモチーフを手ぬぐいに落とし込んでいるそうです。
しっとりと優しい雰囲気の手ぬぐいが並んでいました。
惹きつけられたのが、渋紙を紗張りした「手ぬぐいの型紙」。
柿渋を塗った和紙を貼り合わせた渋紙にアミのような布(紗)を付けた(紗張り)型紙。色づいた葉が陽に照らされ輝く様を表現した手ぬぐい「照葉」の型紙です。
近年はより安価で強度のあるプラスチックを使用した洋型紙が使われたりするそうです。
なぜか、折れた部分を修復したヘラに心惹かれました。
季節と湿度を感じた優しい手ぬぐいたちでした。
使い古された家具に新たな命を吹き込む
〈FUNNEL〉
美しい素朴な風景が広がっていたFUNNEL。
茨城県常陸大宮市にある工房で、昔はどこの家にもあったような家具を丁寧にリペア・レストアし、新たな命を吹き込んでいます。
FUNNELは漏斗のこと。「自分の手の届く範囲のことを大事に生きていくこと」。使い捨てられる運命だった家具ひとつひとつの修繕にそんな想いが込められています。
新しいオーナーと一緒に長く過ごせるように、壊れたところは修理し、強度が足りない箇所は補強し、保存すべき「味わい」は丁寧に残す。
懐かしいすりガラスが美しく蘇っていました。
隅々まで洗浄されているので、全体の印象がとてもクリーンでした。白い小さな取手は昭和の中頃に姿を消したものなのだそう。ポツンと愛らしく、心惹かれました。
気になったのが花台。
木のこぶを活かしたものが素敵でした。色彩豊かな有田焼の器に野草を入れて置いてみたいし、Star Wars好きなので、この茶色にBanthaを乗せたいとも思ってしまう。
砂漠の惑星タトゥイーンに棲息するBantha。
見ていると色々と想像をかき立てられる美しき花台でした。
端正なウッドカトラリー
〈鈴木潤吾〉
端正なフォルムとグラデーションの美しさに見入ったウッドカトラリー。長野県木曽を拠点に活動する木工作家・鈴木潤吾さんの作品です。
繊細な装飾、ニュアンスのある色、手に馴染むかたち。美しいを構成するひとつひとつが精緻。素晴らしいバランス感覚をお持ちだわ!と思ったら機械工学を専攻された方でした。納得。
ナイフはお皿の縁にきちんとステイするんですよ、と。これは美しい。
ナラ、山桜、楓など木目が美しく、耐久性に優れた木材を使用。草木染や灰染をし、ガラスコーティングを施しています。
家具も手がける鈴木さんの技術が小さなカトラリーにギュッと詰まっています。
惚れ惚れしたのがアンティークシルバーのような色出し。甲冑の鈍いシルバーが浮かび、古城での食事を連想した。キャンドルの灯りが似合うカトラリーだわ、と妄想が広がる。
木のあたたか味を感じる端正なウッドカトラリーでした。
(後編)に続く。
※本年度の開催は終了いたしました。
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Lulu.
2010年~2021まで11年間、VOGUE JAPAN でブログを執筆。馬と博物学的世界、ムー的世界を愛し、不思議を視たい!と旅に出て、「好き」と「感動」を掻き集める。高校時代に障害飛越にのめり込み、今はたまーに外乗を楽しむ50代。現在はnoteで発信。

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