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森さんちに、​おじゃましました​ “北欧” 経由、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアvol.5

はじめまして。​北欧の​旅や​暮らしの​情報を​発信している​森百合子と​申します。​北欧の​国々を​旅するようになって​15年ほどが​経ち、​わが​家には​布や​食器など​北欧モノが​増え、​旅先では​部屋づくりや​暮らしに​役立つヒントにも​たくさん​出会いました。​これから​月に​1回ほどの​ペースで、​わが​家で​取り入れている​北欧経由の​暮らしの​アイデアを​ご紹介していきたいと​思います。​どうぞよろしく​お願い​いたします。

キッチンを​楽しく

最近、​キッチンの​リノベーション関連の​本を​よく​見ます。​家時間が​増えて、​キッチンの​使い​勝手や、​あり方を​見直す方が​多いのでしょう。​わが​家では​2年ほど前に​キッチンの​リノベーションを​して、​だいぶ​使いやすく、​そして​何より​気持ちの​いい​場所と​なりました。​今回は​キッチンに​いるのが​楽しくなる、​ちょっとした​アイデアを​ご紹介しようと​思います。

北欧の​友人宅で​キッチンを​のぞいていつも​思うのは、​調理器具が​カラフル!​こちらは​デンマークの​友人宅です。​棚や​コンロには​カラフルな​キャセロールや​ホーロー鍋が​並んでいます。​寒い​北欧では​伝統的に​オーブン料理や​煮込み料理が​親しまれ、​キャセロールや​煮込み用の​鍋は​台所の​必須アイテム。​とくに​50年代~70年代頃に​生産された​台所道具や​食器は、​戦後、​人々の​日常を​明るく​美しくしようと​作られた​ことから、​心躍る​色づかいや柄の​物が​多いのです。​友人宅の​棚には​今では​高価に​なった​名作ヴィンテージも​ありますが、​どれも​日常的に​使われています。​同じく​デンマーク家庭で​親しまれている、​ステルトン社の​コーヒー用ジャグは​色違いで​揃っていました。

さてわが​家でも​気分が​明るくなるような​キッチンアイテムを​取り入れよう……と​思った​ものの、​北欧の​家庭とは​作る​料理が​違いますし、​北欧スタイルを​そのまま​導入する​わけにも​いきません。​そんな​中、​買って​よかったなと​思うのが​ヤカンです。​これは​フィンランドの​古い​ホーローの​ヤカンなのですが​色と​いい、​フォルムと​いい、​手に​とって​使うのが​楽しみに​なります。​わが​家は​給湯器を​使わないので、​日々​これで​お湯を​沸かしています。​毎朝​キッチンで​この​ヤカンを​見ると、​ちょっと​元気を​もらいます。

コンロまわりに​置いている​カラフルな​おたまや​サービングスプーンも、​北欧で​見つけて​購入した​もの。​これも​日々​使っていますが、​こうした​小物なら​気軽に​色を​取り​入れやすくていいですよね。​ちなみに​コンロ奥に​置いてあるのは​アイスランドで​購入した塩。​パッケージが​素敵な​調味料も​キッチンを​楽しくしてくれます。

これも​友人宅から​影響を​受けて​真似してみたのですが、​わが​家では​キッチンにも​絵を​飾っています。​窓上の​空間は​もともと​収納棚が​取り付けられていましたが、​ここに​棚を​つけると​手元が​暗くなってしまうと​わかり、​思い​切って​そのままに。​鍋や​ボウル、​そして​北欧料理に​かかせない​キノコが​描かれた​イラストを​選んで​飾ってみました。​台所に​絵なんて……と​最初は​思いましたが、​これが​なかなか​良いのです。​前の​台所は​料理や​作業を​終えたら​すぐ後に​する​場所でしたが、​今は​足を​踏み入れると​気分の​あがる​場所に。​おかげで​掃除を​するのも​前ほど​億劫で​なくなりました。

もともと窓上に​あった​食器棚は​背面に​移動。​この​棚も​北欧の​昔の​キッチンで​見た​デザインを​少し​真似しているのですが、​一番下の​段は​オープンに​して​よく​使う​食器を​収納しています。​お気に​入りの​器が​並んでいるのを​見ると、​これまた​ニヤニヤしてしまいます。​良い​デザインこそ​目につく​場所に、​そして​日々​使う。​これも​北欧の​キッチンから​学んだ​ことです。​ 台所は​リビングなど他の​部屋と​違って​機能優先と​なるのは​当然なのですが、​「この​色、​この​デザイン……​大好き!」と​思える​物が​あると、​やっぱり​いい​ものです。​食事を​作ったり、​片付けたりと​日々忙しく​作業を​する​場所だから​こそ、​気持ちを​和ませたり、​楽しませてくれる​アイテムも​隙間に​取り入れてみませんか?​

さて​最後に​お知らせです。​新刊『日本の​住まいで​楽しむ 北欧インテリアの​ベーシック』が​3月上旬に​発売されました!​ 北欧で​見てきた​心地よい​住まいの​理由を​分析し、​日本の​家で​取り​入れる​アイデアを​綴った​一冊です。​ わが​家の​キッチンの​リノベーション話や​お気に​入りの​食器の​ことも​書いていますので、​ぜひこちらも​手に​とっていただけたら​嬉しいです。

バックナンバー

森さんが​教えてくださった、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアは​他にも​たくさん!

vol.4​「部屋に​花を​飾るのが​楽しくなった​きっかけは」

詳しくは​こちら

vol.3​「壁を​飾る​アイデア」

詳しくは​こちら

vol.2​「部屋の​心地よさを、​灯りから​考える」

詳しくは​こちら

vol.1​「暮らしに​色を​取り入れる」

詳しくは​こちら

森 百合子 mori yuriko


北欧5ヶ国で​取材を​重ね、​旅や​暮らし、​デザインの​情報を​中心に​発信。​著書に​『3日で​まわる​北欧』​(トゥーヴァージンズ)、​『北欧​おみや​げ手帖』​(主婦の​友社)、​『いろはに​北欧 わたしに​“ちょうど​いい”旅の​作り方』​(ダイヤモンド・ビッグ社)​ほか。​執筆活動に​加えて、​NHK Eテレ『趣味どきっ!』、​NHK 総合『世界は​ほしい​モノに​あふれてる』など​メディア出演や​講演を​通じて​北欧の​魅力を​伝えている。