/)
2026.05.06
プライマリーアート入門
vol.3 アートが変える家の空気
現代アートを手に入れたら、いよいよ部屋に飾ってみましょう。アートを壁に掛けた瞬間、その部屋の空気が一変するのを感じるはずです。アートを飾ることは、インテリアを完成させる最後のピースをはめるようなもの。部屋全体の雰囲気をまとめ、住む人の個性を表現する「ラストタッチ」となります。
第3回は、アートを美しく飾るためのアイデアをご紹介します。
アートはインテリアの「ラストタッチ」
お気に入りのアートが届いたら、まずは手に持って、家の中を巡ってみましょう。背景となる壁紙との相性や、光の当たり方で作品の表情がどう変わるか。アートの色や形、雰囲気を見ながら部屋のどこに飾るのがいいか、想像しながら場所を選ぶプロセスそのものが、アートを楽しむ贅沢な時間です。
場所別・アートが彩る暮らしのシーン
玄関:家の第一印象を決める場所。ゲストを最初に出迎える「顔」として、象徴的な一点を。
リビング:家族が集まる空間。空間の主役となるよう、視線が集まる場所に飾るのがおすすめです。
寝室:心身を休め、一日の終わりを過ごす場所。穏やかで落ち着いたトーンの作品が最適です。
廊下・階段・トイレ:生活動線の中にある、小さな余白。日常のふとした瞬間にアートが目に入ることで、暮らしにリズムが生まれます。
飾る際の注意点
水彩画やパステル画などは非常にデリケートです。作品の退色を防ぐため、直射日光が当たる場所は避けましょう。一方、油彩やアクリル絵の具の作品は、比較的光に強いです。/)
飾り方のバリエーションとテクニック
1 | 自由なディスプレイを楽しむ
壁に穴を開けられない場合や、よりラフに楽しみたい時は、床に直置きしたり、チェストやデスクの上に立てかけたりするのも素敵です。肩の力が抜けた、こなれた印象の空間になります。
/)
/)
2 | 複数使いでギャラリーのように
1点だけでなく複数の作品を並べて飾り、まるでギャラリーのようにするのも面白いアイデアです。
/)
/)
3 | 「高さ」の基準を知る
壁に飾る場合、ギャラリーでは“作品の中心の高さが約150cm”になるように飾るのが一般的です。ご自宅で飾る場合は、周囲に家具の高さとのバランスを見ながら、高さを調整して飾ることをお勧めします。
4 | 複数作品の飾り方
ギュッと間隔を詰めて飾ってみたり、作品同士を離して飾って余白を楽しむように飾るのもお勧めです。
/)
空間と調和させるポイント
アートをインテリアに馴染ませるには、家具や部屋全体の「色」や「雰囲気」に注目してみましょう。
・リンクさせる:家具やクッション、ラグの色とアートの色味を合わせると、統一感のある洗練された空間になります。
・コントラストを作る:あえて部屋のトーンとは異なる鮮やかなアートを飾ることで、空間のアクセント(差し色))として機能させます。
・額縁との相性:前号でご紹介した「額装」の素材感(木製や金属製など)やカラーなどを家具の質感と合わせることも、一体感を生む秘訣です。
関連アート
はじめての一枚におすすめ
関連記事
/)
次回予告 6月公開予定
ギャラリストに聞く、アートコレクションの始め方
現代アートに興味はあっても、実際に購入するのはハードルが高いと感じている方へ。
日本を代表するギャラリスト・小山登美夫さんに、初心者が最初の一歩を踏み出すためのヒントを伺います。
/)
/)
/)
/)
/)
/)
/)
/)
