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森さんちに、​おじゃましました​ “北欧” 経由、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアvol.35

はじめまして。​北欧の​旅や​暮らしの​情報を​発信している​森百合子と​申します。​北欧の​国々を​旅するようになって​15年ほどが​経ち、​わが​家には​布や​食器など​北欧モノが​増え、​旅先では​部屋づくりや​暮らしに​役立つヒントにも​たくさん​出会いました。​これから​月に​1回ほどの​ペースで、​わが​家で​取り入れている​北欧経由の​暮らしの​アイデアを​ご紹介していきたいと​思います。​どうぞよろしく​お願い​いたします。

疲れた​時の、​北欧ごはん

北欧料理の​レシピで、​何度も​何度も​繰り返し作っているのが​サーモンスープ。​私が​初めて​自分で​作った​北欧の​家庭料理で、​冬に​北欧を​旅した​時の​思い出の​味なんです。

今回ご紹介する​レシピは、​もう​10年以上​前に​当時の​フィンランド大使に​教えていただいた​レシピを​もとに、​さらに​手軽に​作れるように​しています。​材料を​切って、​ただ煮込むだけ。​玉ねぎを​炒めるなどの​手間もなく、とにかく​簡単な​レシピながら、​おいしいのです。​クリーム仕立てで、​仕上げに​フレッシュな​ディルを​散らすのが​ポイント。

フィンランドでは​レストランでも​見かける​定番の​味で、​ロヒケイット​(ロヒが​サーモン、​ケイットが​スープの​意味)と​呼ばれます。​スウェーデンや​ノルウェー、​アイスランドなど​北欧の​ほかの​国でも​クリーム仕立ての​サーモンスープは​親しまれていて、​サーモンの​他に​タラなど​白身魚を​使ったり、​小エビや​あさりを​入れても​おいしいです。​クリーム味+魚介+ディルの​組み合わせが​いいんですよね。​では​レシピを​ご紹介しましょう。

ロヒケイットの​作り方

【材料  約4人分】

・サーモン 約500g ​(ノルウェーサーモンや​ハラスなど、​脂多めの​身が​おすすめ)

・玉ねぎ 1/2個

・じゃが​いも​ 中サイズ4~5個

・にんじん 1/2本

・​お湯 ​1リットル

・市販の​ブイヨン 約5g ​(野菜または​魚の​ブイヨンが​おすすめ。​キューブでも​顆粒タイプでも​OK)

・生クリーム 200ml

・ディル ​(​あれば​フレッシュな​ものを。​ドライタイプでも​大丈夫です)

・塩 適宜

1.玉ねぎは​荒く​みじん​切り、​じゃが​いもは​角切り、にんじんは​縦に​四つ割りに​して​スライス。

2.湯を​わかして​ブイヨンを​入れ、​切った​野菜類を​入れて​煮込む。

3.サーモンは​熱湯を​かけて​脂を​落とし、​皮を​とって、​ぶつ​切りに​しておく。

4.野菜に​火が​通ったら​サーモンを​入れ、​塩少々を​入れて味を​調整。

5.全体に​火が​通ったら仕上げに​生クリームを​まわし入れて、​ディルを​散らす。

上の​写真は、​昨年​ひさしぶりに​フィンランドを​旅した​時に、​まず​最初に​食べた​サーモンスープ。​早朝に​ヘルシンキに​到着して、​そのまま​向かった​食市場の​魚屋さんで​おいしそうなに​おいが​したので​立ちどまると、​お店の​人が​「作りたての​サーモンスープを​食べていってよ!」と​声を​かけてくれました​(市場の​中にも​イートインスペースが​あって、​食べる​ことができるのです)。​新鮮な​魚で​作った​ブイヨンを​使っているのでしょう。​うまみたっぷりで、​クリーム分は​控えめ。​長時間の​フライトで​疲れた​胃袋にも​やさしい​味で、​ライ麦の​黒い​パンとともに​おいしく​いただきました。

数日後に​訪れた​ミュージアム内の​カフェでは、​ランチメニューに​サーモンスープが​ありました。​ディルの​ほかに、​セルフサービスで​ひまわりの​種などの​シード類、​そして​ライ麦パンで​作った​クルトンの​トッピングが​できました。​ライ麦パンで​クルトンを​作っている​ところが、​黒い​パンが​好きな​北欧の​人らしい​アレンジです。

わが​家では、​友人を​招いての​ホームパーティでも​たびたび作っている​レシピ。​やはり​ディルを​散らすのが​めずらしいからか​「異国っぽい味」と​好評です。​ディルは​北欧料理で​頻繁に​使われる​ハーブなので、​たっぷり​使えるようにと、​わが​家では​庭に​植えてしまいました。

先日、​年末年始から​続いた​忙しさに​身も​心も​ぐったりと​きていた​時に、​ふと​思いたって​作ってみました。​単純な​料理は​気分転換にもなって、​安定の​おいしさの​おかげで​気を​持ち直しました。​じゃが​いもが​足りなかったので、​代わりに​さつまいもを​少し​足したのですが、​甘みが​加わって​それも​またよし、でした。

簡単で​おいしくて、​北欧らしい​ハーブで​ちょっと​ひねりを​くわえた​スープ。​冷え込む夜や​疲れた​時に、​ぜひ​お試しください。

バックナンバー

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vol.34​「贈り物の​キーワード」

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vol.33「本場の​ヒュッゲ」

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vol.32​「ひさしぶりの​北欧!」

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vol.31​「庭と​向き​あう」

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vol.30​「朝ごはんの​プレート」

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森 百合子 mori yuriko


北欧5ヶ国で​取材を​重ね、​旅や​暮らし、​デザインの​情報を​中心に​発信。​著書に​『3日で​まわる​北欧』​(トゥーヴァージンズ)、​『北欧​おみや​げ手帖』​(主婦の​友社)、​『いろはに​北欧 わたしに​“ちょうど​いい”旅の​作り方』​(ダイヤモンド・ビッグ社)​ほか。​執筆活動に​加えて、​NHK Eテレ『趣味どきっ!』、​NHK 総合『世界は​ほしい​モノに​あふれてる』など​メディア出演や​講演を​通じて​北欧の​魅力を​伝えている。