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その​他|その​他

森さんちに、​おじゃましました​ “北欧” 経由、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアvol.11

はじめまして。​北欧の​旅や​暮らしの​情報を​発信している​森百合子と​申します。​北欧の​国々を​旅するようになって​15年ほどが​経ち、​わが​家には​布や​食器など​北欧モノが​増え、​旅先では​部屋づくりや​暮らしに​役立つヒントにも​たくさん​出会いました。​これから​月に​1回ほどの​ペースで、​わが​家で​取り入れている​北欧経由の​暮らしの​アイデアを​ご紹介していきたいと​思います。​どうぞよろしく​お願い​いたします。

カーテンとの​付き合い方

わが​家では​テキスタイルを​部屋の​さまざまな​場所に​取り入れています。​リビングで​いちばん存在感を​放っているのが​カーテン。​春先、​夏、​秋から​冬へと​季節の​変わり目には​カーテンを​変えます。​春夏は​明るめの​色、​冬は​温かみの​ある​色合いに​したり、​もみの​木柄など​季節に​あわせた​モチーフの​テキスタイルを​使うことも​(この​連載を​さかの​ぼって​見ていただけると、​さまざまな​カーテンが​かかっているのを​ご覧いただけます)。

部​屋に​入って​ぱっと​目に​飛び込んでくる​カーテンが​変わると、​部屋の​印象も​変わります。​カーテンと​いうと​仕立てるのが​大変な​イメージが​ありましたが、​わが​家では​カーテンロッドに​そのまま​通しているだけ。​横も​縫わずに​そのままに​しています。​とくに​柄を​楽しみたい​テキスタイルの​場合は、​ヒダを​作らずフラットに​仕上げると​壁紙のようにも​楽しめて​いいのです

スウェーデンに​暮らす友人の​家では​ヴィンテージの​名作テキスタイルを​贅沢に​使って​カーテンに​していました。​でも​カーテンの​裾を​見ると、​ちゃんと​ミシンがけしておらず、​適当に​折って​ヘアピンで​留めて​いただけだったんです。​思わず笑ってしまいましたが、​この​くらい​気軽な​感じで​付き合っても​いいのかなと​思ったのです。​お気に​入りの​テキスタイルって​ハサミを​入れたり、​ミシンで​縫う​時に​失敗しないか​ドキドキしますよね。​サイズを​間違えてしまったら​どうしようと​ドキドキしすぎて、​いつまでも​なかなか​手が​出せなかったりします。​だったら​切らずに​折って​アイロンがけして​ピンで​留めたり、​丁寧に​ミシンがけを​しなくとも​ざっくり手縫いで​留めるだけでも​いいんじゃない?と。

じつは​北欧では​窓に​カーテンを​しない​家も​多いです。​北欧へ​行き始めた頃、​窓から​部屋の​中が​丸見えな​ことに​驚きましたが、​「カーテンを​している​家は​隠し事を​している」なんて​言われる​こともある​そう。​カーテンを​かけている​場合も、​生地が​レース地だったり、​光を​通すような​薄い​生地だったり、​窓の​上部、​もしくは​下部だけに​かけている​ことも​多いですね。​冬に​なると​日照時間が​限られる​北欧では​「貴重な​太陽の​光を​遮断する​なんて!」と​いう​思いが​強いのでしょう。​だから​カーテンは​色や柄を​楽しむもの。​そうした​使い方が​多いように​思います。​日本だと​カーテンは​「視線や​日光を​遮る​もの」と​されているので、​考え方が​だいぶ違いますよね。

北欧式カーテンの​あり方に​影響を​受けて、​わが​家でも​部屋に​よっては​それほど​きっちりしなくても​よいのかも、と​薄手の​テキスタイルや​サイズの​足りない​布も​積極的に​使うようになりました。​わが​家の​リビングの​窓枠は​幅が​170センチほど​あり、​通常は​布2枚で​覆う​サイズですが、​140センチほどの​幅の​布を​フラットに​かけて、​足りない​分には​短い幅の​無地の​布を​合わせています。​良い​テキスタイルは​お値段も​そこ​そこしますし、​カーテンだから​2枚なくては……と​なると​挑戦しづらいですが、​これなら​一枚で​なんと​か​なります。​無地の​布は、​メインの​テキスタイルに​ある​色を​選ぶと​相性よく​まと​まります。​気に入って​買った​ものの、​まだ​使いみちの​決まっていない​テキスタイルが​あったら、​こんな​アイデアで​カーテンに​してみるのは​いかがでしょう?

最後に、​テキスタイル選びの​ヒントを。​大判の​布を​手に​入れた​時には​カーテンに​するか、​テーブルクロスに​するか​迷う​ところですが、​人物が​描いて​あったり、​上下の​ある​デザインの​場合は​カーテンに​すると​絵柄が​ひきたちますよ!

カーテンで、​お部屋の​印象を​変えてみませんか?

松屋銀座で​ “お手伝い”が​できそうな​ショップを​ご紹介いたします。

7階マリメッコ

お部屋が​一気に​明るい​雰囲気に​変わりそうな​柄の​ファブリックが​たくさん。​常時約75種を​揃えています。

7階ヌノワークス

日本各地の​染織産地で​布を​作り続けている​ブランド。​大胆で​モダンな​色​使いが​多く、​落ち着いた​上品な​雰囲気に。

バックナンバー

森さんが​教えてくださった、​暮らしを​楽しむ​「これで​いいんだ!」の​アイデアは​他にも​たくさん!

vol.10​「サムシング・オールド」

詳しくは​こちら

vol.9​「北欧の​夏の​レシピ」

詳しくは​こちら

vol.8​「夏に​むけて、​部屋の​衣替え」

詳しくは​こちら

vol.7​「休み上手に​なる​ために」

詳しくは​こちら

vol.6​「こまごまと​した​可愛い​物たちを​飾る​ヒント」

詳しくは​こちら

森 百合子 mori yuriko


北欧5ヶ国で​取材を​重ね、​旅や​暮らし、​デザインの​情報を​中心に​発信。​著書に​『3日で​まわる​北欧』​(トゥーヴァージンズ)、​『北欧​おみや​げ手帖』​(主婦の​友社)、​『いろはに​北欧 わたしに​“ちょうど​いい”旅の​作り方』​(ダイヤモンド・ビッグ社)​ほか。​執筆活動に​加えて、​NHK Eテレ『趣味どきっ!』、​NHK 総合『世界は​ほしい​モノに​あふれてる』など​メディア出演や​講演を​通じて​北欧の​魅力を​伝えている。